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    会期:平成24年9月16(日)〜17(祝・月)
    会場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)

大会長挨拶


 「2000年に関節ファシリテーション(SJF)研究会が発足してから12年が経過しました。2010年にSJF学会と名称変更した本会は、理学療法・作業療法における技術を原点に立ち返り、見直して従来以上の効果を生み出す技術を開発・確立することを目的として誕生いたしました。全会員が、正しい理解と正確な技術を習得すること、またそれらを果たしながら真の理学療法士・作業療法士を目指すという目標を掲げています。我々が技術職である以上、他の全ての技術職同様、技術向上に生涯をかけて努力することは言うまでもありません。自ら努力することのほか、未来に向けて教育にも力を注がねばなりません。技術は発展を遂げつつ継承され、治療分野として必要不可欠であるという事を国民に示し、頼られる存在であり続ける必要があります。」

 上記は開催趣意書の一部です。
 ここで言う技術の意味は、SJF技術に限ったものではありません。

  例えば
 ・超音波導子ヘッドのサイズごとに動かす速度を変更し、実施できる能力
 ・拘縮の原因となる軟部組織を見つける手法とその考え方
 ・患者ごと、時期ごとに神経発火誘発に用いる手法の選別
 ・対象筋の筋力増強を果たす目的で与える抵抗の方向
 ・脳疲労・心疲労から影響を受けないように与える筋疲労刺激
 ・神経筋協調性獲得を目的に行う患者ごとの協調性運動の選別
 ・訓練において最少介助を与える部位とそのタイミング
 ・報告書の作成能力
 ・患者への説明能力
 ・障害受容に至るため段階別の接し方や手法

 こういった事すべてが技術であることを忘れてはいけません。
 大工さんは全てが出来て大工さんであって、カンナ掛けだけは苦手という大工さんに、大工仕事は頼まないのと同じです。 その大工さんは、時間をかけて年数をかけて研鑽を積み、棟梁を目指すはずです。  

 私たちは職人である。この思いを伝える。そんな学会となるよう努力いたします。 皆さんもご一緒に考えてみませんか。



                     第13回関節ファシリテーション学会学術大会
                                大会長 片岡 寿雄
            (SJF学会愛知支部長,岩倉病院リハビリテーションセンター部長)

第13回SJF学会学術大会 事務局

〒482-0015
愛知県岩倉市川井町北海戸1番地
岩倉病院リハビリテーションセンター内

http://sjf-aichi.jp/